Amazonで家電を買う前にチェックしたい4つのポイント

Amazonの家電は安いし、レビューもたくさんあって選びやすいですよね。

ただ、「価格とポイントだけ見て決めた結果、あとでちょっと後悔…」というパターンも地味に多いジャンルです。

・配送・設置・回収の手間
・保証やサポートの厚さ
・新モデルとの価格差

こういった“見えづらいコスト”まで含めて考えられると、「どこで買うのが自分にとって一番お得か？」がだいぶ変わってきます。

今回は、Amazonで家電を買う前に確認しておきたいポイントを、サイズ別に整理していきます。

価格とポイントだけで決めないために（設置・保証・サポート）

まず最初に押さえたいのが、「値段とポイントだけで判断しない」という視点です。

目の前の価格だけを見ると“安く見えてしまう”理由

Amazonで家電を見ていると、
・家電量販店より安い
・さらにポイントもつく
というケースが普通にあります。

ここでつい、

「今すぐ買った方が得じゃない？」

と感じてしまいますが、家電の場合はこれだけでは不十分です。

・設置費用は別途かかるのか
・既存の家電のリサイクル回収費はどうなるのか
・延長保証は何年つくのか／いくらかかるのか

など、“あとから乗ってくるコスト”まで含めて比べないと、本当の意味での「お得」にはなりません。

設置・回収の有無と料金をチェックする

特に大型家電は、
・配送 → 設置 → 古い家電の引き取り
までセットで考える必要があります。

Amazonで買う場合でも、

・設置サービス込みの販売元か
・「玄関までお届け」で終わるのか
・リサイクル回収のオプションがあるのか

という部分は、商品ページの下のほうに小さく書いてあることが多いです。

一方で量販店の店頭や公式サイトでは、

・購入と同時に設置・回収も申し込みやすい
・設置費込みの総額で表示されている

というケースも多いので、「設置＋回収まで含めたトータルコスト」で比較してみると、完全にAmazonが有利とも限りません。

保証とサポート：値段差より“安心感の差”が大きいことも

家電は、壊れたときのことも考えておく必要があります。

チェックしたいのは、

・メーカー保証は何年ついているか
・延長保証（有料含む）は何年まで付けられるか
・故障したときの窓口はAmazonなのか、販売店なのか、メーカーなのか

Amazonでも延長保証サービスをつけられる商品がありますが、

・量販店の長期保証（5年・10年）
・メーカー公式ストア限定の特典

など、店舗ごとに強みが違います。

「もし2〜3年以内に壊れて、修理したらいくらかかるのか？」まで想像してみると、3,000〜5,000円の価格差なら、保証が厚いほうを選ぶ価値があるという判断になることも多いです。

大型家電（冷蔵庫・洗濯機・テレビ）で気をつけること

次に、大型家電の注意ポイントをもう少し具体的に見ていきます。

冷蔵庫：サイズと搬入経路は“絶対に”確認

冷蔵庫は、

・本体サイズと容量
・設置スペース
・搬入経路

この3つのミスマッチが起きると、一気に地獄です。

Amazonの商品ページでは、

・サイズ（幅×奥行×高さ）
・設置に必要なすき間（放熱のために左右・背面に○cm必要など）

が記載されているので、自宅のキッチンスペースをメジャーで測ったうえで照らし合わせるのが必須です。

さらに、

・玄関のドア幅
・廊下の幅・曲がり角
・エレベーターのサイズや有無

など、「家に入るかどうか」も考えないといけません。

量販店だと、店頭で「搬入経路の確認をしましょう」と声をかけられたり、配送前に確認電話が入ることもありますが、ネット通販はそこが淡々としていることも多いです。

大型家電をネットで買うときほど、自分でチェックリストを持っておいた方が安心です。

洗濯機：防水パンと蛇口位置、搬入・設置の注意点

洗濯機は、

・防水パンのサイズ
・蛇口の高さ・位置
・扉の開き方（ドラム式の場合）

あたりが要注意です。

例えば、

・防水パンの内寸がギリギリ
・蛇口が低くて、ドラム式を置くとホースが折れてしまう
・扉の開きが洗面台と干渉してしまう

といったトラブルは、店頭でもネットでも起こりがちです。

Amazonで買う場合は、

・商品ページの寸法図（イラスト）
・設置に必要なスペースに関する説明

をしっかり読み込んだうえで、不安ならメーカー公式サイトでも図面を確認しておくと安心感が上がります。

テレビ：壁掛け・スタンド・配線まわりをどうするか

テレビは冷蔵庫や洗濯機ほど“搬入難易度”が高くない一方で、

・壁掛けにするか、スタンドで置くか
・今あるテレビ台にサイズが合うか
・アンテナ端子・コンセントの位置

などをちゃんと考えておかないと、「届いたけど微妙に使いづらい」ということが起きがちです。

また、最近のテレビは

・ネット接続
・配信サービスのアプリ

なども絡んでくるので、

・よく使う配信サービスが入っているか
・外付けのストリーミング端末（Fire TVなど）を別途つけるのか

まで含めてイメージしておくと、買ったあとに「あれも必要だったか…」と追加出費が発生するのを防ぎやすくなります。

大型家電をAmazonで買うときの“総額の見方”

大型家電をAmazonで買うか迷ったら、

・本体価格＋送料
・設置費用（あれば）
・リサイクル回収費用（別途必要か）
・延長保証の有無と金額

ここまでを足し上げたうえで、近所の量販店や公式サイトの“設置込み価格”と比べてどうかを見てみるのがおすすめです。

「本体価格だけは安いけど、トータルではそこまで変わらない」ということもあれば、逆に「設置込みでもAmazonのほうが安くて、レビュー情報も多いから安心」というケースもあります。

小型家電（掃除機・キッチン家電・ガジェット）はAmazon向き？

一方で、小型家電やガジェット類は、Amazonがかなり得意なフィールドです。

Amazonと相性がいい小型家電の例

Amazonと相性がいいのは、たとえばこんなジャンルです。

・スティック掃除機・ハンディ掃除機
・電気ケトル・トースター・ホットサンドメーカー
・コーヒーメーカー・ミキサー・フードプロセッサー
・シーリングライト・卓上ライト
・加湿器・サーキュレーター
・外付けHDD・ルーター・Wi-Fi中継器
・イヤホン・ヘッドホン・PC周辺機器

これらは、

・自分で設置できる
・古いものの処分も比較的ラク（自治体のルールに沿って出せる）
・買い替えサイクルが比較的短い

という特徴があるので、配達してもらう → 自分でサッと設置するという流れがスムーズに回ります。

また、レビューが多く集まりやすいジャンルなので、

・使い勝手
・耐久性
・音の大きさ

など、店頭では分かりにくい部分も、レビューを読めばイメージしやすいのが強みです。

小型家電でも“実物を見たほうがいい”パターン

とはいえ、小型家電でも「一度は実物を見たほうがいい」ものもあります。

例えば、

・デザイン・色のニュアンスが部屋の雰囲気に合うか気になるもの
・音が静かなのが重要なもの（寝室用の空気清浄機・扇風機など）
・サイズ感が微妙（ギリギリの棚に置く／机の上に置くなど）

こういった場合は、近所の量販店で似た型番や実機を一度見て、

・サイズ感や質感を確認する
・店頭では買わず、Amazonで価格やポイントを見ながら検討する

という“ハイブリッド型”の買い方もアリです。

ガジェット系は“レビューの読み方”が鍵

ネット購入の色が強いガジェット系（イヤホン・ヘッドホン・ルーター・PC周辺機器など）は、レビューをどう読むかがかなり重要です。

・星5と星1だけ見て一喜一憂しない
・自分と使い方が近そうな人のレビューを探す
・発売直後より、しばらくたってからのレビュー（アップデート後など）も見る

といった意識で見ると、「安いけどちょっと使いづらい」「相性問題がある」といった微妙な点にも気づきやすくなります。

値下がり・新モデル登場を踏まえた購入タイミングの考え方

最後に、「いつ買うか？」という話です。

家電は価格変動も多いので、“タイミングをズラすだけで数千〜数万円変わる”ことも普通にあります。

セール時期をざっくり押さえておく

Amazonで家電を買う場合、

・プライムデー
・ブラックフライデー
・初売り
・タイムセール祭り

といったセールのときに価格が動きやすくなります。

「絶対に今すぐ必要」という状況でなければ、

・欲しい家電を“ほしい物リスト”に入れておく
・セールのタイミングで一度価格をチェックしてみる

だけでも、定価から少し下がったタイミングを狙いやすくなります。

新モデル登場で“型落ち”が狙い目になる

家電は、新モデル登場 → 旧モデルの値段が下がるという動きがわりとハッキリしています。

特に、
・テレビ
・ロボット掃除機
・高機能レンジ
・高性能ルーター

などは、世代交代のスピードも早いので、

・最新機能が絶対欲しいのか
・1世代前で十分なので安く買いたい
のか、自分のスタンスを決めておくと、選びやすくなります。

「最新モデルにこだわらない」のであれば、

・型番が変わったタイミング
・新モデルが出た直後〜数か月

あたりで、旧モデルの価格推移を見てみると、かなりおいしいタイミングが存在することも。

「壊れたから今すぐ欲しい」を避けるために

一番“高くつきがち”なのが、急に壊れて、今すぐ買わないと生活が回らないという状況です。

・冷蔵庫がいきなり壊れた
・洗濯機が突然動かなくなった
・エアコンが真夏に止まった

こうなると、セールや価格比較どころではなくなり、「とにかく今すぐ設置してくれるところに頼む」モードに入ってしまいます。

できれば、

・異音がする、調子が悪いなど、寿命サインが出始めたら「次の候補」を探し始める
・“壊れてから探す”ではなく、“そろそろ買い替えるかも”の時点で型番を決めておく

という余裕を持っておくと、Amazonのセールや値下がりも活かしやすくなります。

まとめ：家電は“トータルでお得か”を意識して、Amazonリンクから商品ページもチェックしてみる

最後に、ポイントを簡単に整理します。

・Amazonで家電を見るときは
　→ 本体価格＋ポイントだけで判断しない
　→ 設置・回収・保証・サポートまで含めた“総額”で考える

・大型家電（冷蔵庫・洗濯機・テレビ）は
　→ 搬入経路・設置スペース・防水パン・蛇口・扉の開き方など、サイズまわりの確認が超重要
　→ 設置サービスやリサイクル回収の有無・料金も必ずチェック

・小型家電（掃除機・キッチン家電・ガジェット）はAmazonと相性が良く、
　→ 自分で設置できるもの
　→ レビューで使い勝手がイメージしやすいものはネット購入向き
　→ ただし“音の静かさ”や“本体の質感”が気になるものは、実店舗で一度実物を見てからAmazonで買うという選択肢もあり

・購入タイミングは
　→ プライムデー・ブラックフライデー・初売り・タイムセール祭りなど、大きめのセールをざっくり把握
　→ 新モデル登場時の“型落ち狙い”も視野に入れる
　→ 壊れてから慌てて探すのではなく、寿命サインが出たら“次の候補”を決め始める

家電は一度買うと数年〜10年単位で使うものなので、「数千円の差なら、設置・保証・安心感が高い方を選ぶ」という考え方も十分アリです。

この記事を読んで、

・今狙っている家電の“トータルコスト”を見てみようかな
・大型家電は設置・搬入までちゃんとイメージしてからにしよう
・小型家電はAmazonレビューも活用して、自分の生活に合うものを選びたい

実際の商品ページを眺めながら、「設置・保証・タイミング」まで含めて考えてみてください。

そうすると“なんとなく安そうだから”ではなく、“自分にとって本当にお得な買い方”が見えてくるはずです。

せっかく家電を新調するなら、商品ページも開きつつ、あなたの暮らしとお財布の両方に合ったベストな1台を探してみてください。

知っておきたい！Amazonで買い物が安くなるセールのスケジュール