Amazonの支払い方法どれが一番お得？クレカ・ギフト券・あと払いを比較

「Amazon 支払い方法 おすすめ」「Amazon クレジットカード どれ」に迷っている人向けに、“数字（還元率）”と“家計管理のしやすさ”の両方から整理していきます。

Amazonで使える主な支払い方法のおさらい

まずは、Amazon.co.jpで使える主な支払い方法をざっくり整理しておきます。

クレジットカード・デビットカード

Amazonで一番メジャーなのがクレジットカード払い。

・Visa / Mastercard / JCB / American Expressなど主要ブランド
・デビットカード・プリペイドカードの一部も利用可
・商品発送時に決済（予約商品など一部例外）

特にAmazonユーザー向けに設計されているのが、三井住友カード提携の「Amazon Mastercard / Amazon Prime Mastercard」です。

Amazonギフト券（チャージ／カード／Eメールなど）

Amazonギフト券は、クレカを使いたくない人や、現金派の人でもAmazonで買い物できる“中継地点”のような存在です。

・チャージタイプ（自分のアカウント残高に直接チャージ）
・カードタイプ（店頭で売っている物理カード）
・Eメールタイプ・印刷タイプ（コードをメール／PDFで受け取る）

チャージタイプは、クレジットカードに加えて、コンビニ・ATM・ネットバンキング・電子マネーなどでも支払い可能。上限30万円までチャージでき、有効期限は原則10年です。

あと払い（ペイディ）

クレジットカードなしでも“翌月まとめ払い”ができるのが、あと払い（ペイディ）。

・その月の利用分を、翌月27日までに「コンビニ・銀行振込・口座振替」で支払い
・ペイディアプリで本人確認済みなら、3回／6回あと払いも分割手数料無料（口座振替・銀行振込の場合）
・コンビニ払いだけは、支払い1回ごとに最大390円（税込）の手数料がかかる

Amazon Pay経由でも、あと払い（ペイディ）を支払い手段として利用可能です。

PayPay・メルペイ・携帯決済など

このあたりは細かくなりすぎるのでざっくりだけ。

・PayPay（PayPayポイントが貯まる）
・メルペイ（メルカリ売上をAmazonで使える）
・携帯決済（ドコモ／au／ソフトバンクのケータイ料金と合算）
・コンビニ払い／ATM払い／ネットバンキング／電子マネー（楽天Edy、モバイルSuicaなど）

About Amazonの公式記事でも、「クレジットカード以外」の多様な支払い方法が紹介されています。

ただし、“お得さ＋管理のしやすさ”という意味でメイン候補になるのは、
・クレジットカード
・Amazonギフト券
・あと払い（ペイディ）
の3つなので、この記事ではこの3つを中心に比較していきます。

ポイント還元率で比較（一般的なクレカ・Amazon Mastercard・ギフト券チャージ）

次に、「どれが一番ポイント的に得なのか？」を整理します。

一般的なクレジットカードの還元イメージ

いわゆる“汎用クレジットカード”のポイント還元は、

・基本0.5〜1.0％
・特定モール経由で＋◯％（例：ポイントモール経由でAmazon利用）

というケースが多いです。

・楽天カード（通常1％）
・三井住友カード（0.5〜1％前後＋Vポイントアップ条件）
・各社「高還元カード」（1〜1.5％前後）

などが標準的なライン。

つまり、何も考えずに手持ちのカードで払うと、「だいたい0.5〜1％ぶんのポイントが返ってくる」くらいのイメージになります。

Amazon Mastercard / Amazon Prime Mastercardの還元

Amazonで一番分かりやすく“強い”のは、やはりAmazon Mastercard系です。

・Amazon Mastercard：
　- Amazonでの買い物 → 1.5％還元
・Amazon Prime Mastercard（プライム会員専用）：
　- Amazonでの買い物 → 2.0％還元

さらに、コンビニなどでも優遇があり、
・セブン／ファミマ／ローソンなどで1.5％還元
・一部キャンペーン時は最大7％などの例もあり（期間限定）

「Amazonをよく使う」＋「クレカを持ってもOK」なら、“ベースカード”としてAmazon Mastercardを1枚持っておく価値はかなり大きいです。

ギフト券チャージの還元：いまは“キャンペーン前提”

昔あった「現金チャージで常時最大2.5％」キャンペーンは終了し、
今は“常設のチャージ還元”はなくなっています。

現在（2025年時点）は、

・ギフト券チャージ自体には通常ポイントはつかない
・クレジットカードでチャージすれば“クレカ側”のポイントは貯まる
・時々「初回チャージで◯◯ポイント」「Amazon Pay連動で◯％還元」などのキャンペーンが出る

という形です。

つまり、ギフト券チャージで還元を狙うときは、

・ふだん：クレカ（Amazon Mastercardなど）でチャージして、カードの1〜2％還元を取る
・ときどき：初回チャージ／セール連動のキャンペーンが出たら、そのタイミングでドカンとチャージ

という“キャンペーン前提の運用”になります。

Amazonギフト券について詳しく知りたい方はこちら

Amazon Pay＋ギフト券残高で“追加還元”も

少しマニアックですが、
・Amazon Pay対応ショップで
・ギフトカード残高を使って支払うと
・利用額の最大1％ぶんが、ギフトカード残高として還元されるプログラムもあります（終了時期未定）。

これは「Amazon本体ではなく、他社ECでAmazon Payを使ったとき」の話なので、
・Amazon以外のECをよく利用する人
・ギフト券残高をまとめて管理したい人
にはじわっと効いてきます。

還元率だけでみた“ざっくり結論”

ざっくりまとめると、

・とりあえず手持ちクレカ → 還元率0.5〜1％程度
・Amazon Mastercard（特にPrime） → Amazonで1.5〜2％還元
・ギフト券チャージ → クレカ払い＋キャンペーン次第で2〜3％以上も狙えることがある

「常にどれが一番」ではなく、
・普段使いはAmazon Mastercard
・キャンペーン時だけギフト券チャージを厚く
みたいな“使い分け”が現実的です。

“あと払い（ペイディ）”などの分割・後払いは使うべきか

次に、質問が多い「あと払い（ペイディ）って使っていいの？」問題です。

あと払い（ペイディ）の仕組みとメリット

ペイディの基本は、

・その月の利用分を、翌月27日までにまとめて支払う
・支払い方法は、コンビニ／銀行振込／口座振替
・アプリから本人確認すると、3回・6回あと払いも選択可能（口座振替・銀行振込なら分割手数料0円）

さらに、予算設定機能がついていて、

・自分で「月◯万円」などの利用上限を設定
・予算を超えそうになると通知が飛ぶ

という“使いすぎ防止”の仕組みがあるのも特徴です。

クレカを持ちたくない／持てない人にとっては、
・一括払いのような感覚で翌月まとめ払い
・高額品だけ3回／6回払いに分ける

という使い方ができる、便利な選択肢と言えます。

デメリット・注意点

一方で、デメリット・注意点もはっきりあります。

・コンビニ払いを選ぶと、毎回最大390円（税込）の手数料がかかる
・決済ごとに与信審査があり、通らないと注文がエラーになる
・「翌月まとめ払い」は、感覚的には“見えない借金”になりやすい
・常習的に使うと、毎月の支払いが膨らんで家計が崩れがち

特に、コンビニ払いメイン＋少額決済を乱発という使い方は、手数料負けしやすいのでおすすめしません。

無利息の分割として“限定的に使う”のはアリ

個人的なおすすめとしては、

・月々の生活費までペイディに逃がさない
・どうしても必要な高額品だけ、3回／6回の無利息あと払いを検討
・支払い方法は「口座振替」または「銀行振込」に設定（コンビニ払いは極力避ける）

という“相当限定した使い方”にとどめるのが安全です。

なお、Amazon Mastercardにも「分割手数料無料3回払い」という特典があり、2024年2月以降、Amazon.co.jpでの3回払い手数料が無料化されています。

“高額家電を3回で分けたい”だけなら、
・クレカの3回無料分割
・ペイディの3回／6回あと払い（口座振替）
のどちらかを状況に応じて使い分けるのが賢いやり方です。

安全性・家計管理の観点からのおすすめ組み合わせ

ここまでを踏まえて、「お得さ」と「家計管理のしやすさ」を両立させる組み合わせを考えます。

パターン①：Amazonヘビーユーザー向け“王道構成”

こんな人向け
・月に何度もAmazonで注文する
・プライム会員
・クレカは問題なく使える

おすすめ構成
・メイン：Amazon Prime Mastercard
　- Amazonで2％還元
　- コンビニでも1.5％前後の還元
・サブ：ギフト券チャージ（予算管理用）
　- プライムデー／ブラックフライデー前に“イベント予算”だけチャージ
　- キャンペーンが出ているタイミングだけ、ギフト券を厚めにチャージ

この構成なら、
・ふだんは“カード1枚＋プライム”でシンプルに運用しつつ
・セール時だけギフト券チャージで一段上の還元を狙う

という、管理しやすい形にできます。

パターン②：クレカをあまり使いたくない人向け

こんな人向け
・クレジットカード情報をあまりネットに出したくない
・現金派／デビット派
・使いすぎを強制的に抑えたい

おすすめ構成
・メイン：Amazonギフト券（チャージタイプ）
　- コンビニ現金払いでチャージ → 残高の範囲内だけ使う
・サブ：あと払い（ペイディ）は“非常時のみに”
　- どうしても今必要な高額品だけ3回／6回あと払いにする
– 口座振替／銀行振込にして、コンビニ手数料は避ける

ギフト券の有効期限が10年あるので、
・月1〜2回コンビニでチャージ
・それを「今月のAmazon予算」として使う
というスタイルにすると、家計管理がかなり楽になります。

パターン③：家族でアカウントを共用している場合

家族で同じアカウントを使っていると、
「いつの間にか誰かがポチっていた」が起こりがちです。

そんなときは、

・支払い手段は“ギフト券残高メイン＋クレカ最低限”
・ギフト券残高に「今月の家族Amazon予算」をまとめてチャージ
・注文時に、基本はギフト券残高から支払う（足りない場合だけクレカ）

という運用がおすすめです。

残高が見えるので、
・子どもやパートナーも「あとどれくらい使えるか」が一目瞭然
・毎月の予算会議もやりやすい

というメリットがあります。

ジャンル別のベストパターン（高額家電・日用品・サブスクなど）

最後に、よくあるジャンル別に「どの支払い方法がハマりやすいか」を整理します。

高額家電・ガジェット

・例：冷蔵庫／洗濯機／大型テレビ／ゲーミングPC／iPadなど

おすすめ
・Amazon Prime Mastercard（一括 or 3回手数料無料分割）
・もしくは、ペイディ3回／6回あと払い（口座振替・銀行振込）

ポイント
・金額が大きいので、還元率2％でも実利が大きい
・どうしても分割したいなら「手数料無料」が絶対条件
・コンビニ払いのペイディは手数料負けしやすいので避ける

「欲しいけど本当に今必要か？」を一晩寝かせてから決めるくらいでちょうどいいです。

日用品・消耗品・食品

・例：トイレットペーパー／洗剤／飲料／お菓子／ペット用品など

おすすめ
・ベース：Amazon Mastercard or 普段使いの高還元クレカ
・家計管理重視なら：毎月の予算分だけギフト券チャージ

ポイント
・単価が小さいので、分割やあと払いにするメリットはほぼなし
・“日用品専用予算”をギフト券にしておくと、使いすぎ防止になる

楽天や実店舗との比較もしながら、「Amazonでは何を買うか」を決めておくと、支払い手段も決めやすくなります。

サブスク・デジタルコンテンツ（Prime・Kindle・各種サービス）

・例：Amazonプライム会費／Kindle本／デジタルコンテンツ／サブスク系

おすすめ
・クレジットカード（Amazon Mastercard含む）での自動引き落とし

ポイント
・毎月／毎年発生する支払いなので、ギフト券残高だけだと“気づいたら止まってた”問題が起こりやすい
・クレカ明細にまとまって出てくれた方が「サブスク棚卸し」はしやすい

「サブスクだけはクレカで固定」「物理商品はギフト券＋クレカで運用」というように、役割を分けてしまうのもアリです。

まとめ：自分の“性格”に合う支払い方法を1〜2パターン決めておこう

ここまでの内容を、最後にギュッとまとめます。

・還元率だけ見ると
　- 手持ちクレカ：0.5〜1％前後
　- Amazon Mastercard：Amazonで1.5〜2％
-　 ギフト券チャージ：クレカ＋キャンペーンで2〜3％以上も狙える

・あと払い（ペイディ）は
　- クレカなしでも翌月払い＆3回／6回分割ができる
　- ただしコンビニ払いは手数料が重い
　- “高額品だけ無利息で分割”に限定して使うのが安全

・家計管理をラクにしたいなら
　- 月ごとのAmazon予算をギフト券チャージしておく“予算チャージ術”
　- サブスクや高額家電はクレカ（Amazon Mastercard）で一本化
　- ペイディは「非常時／本当に必要な高額品だけ」に絞る

支払い方法は、「どれが一番お得か？」も大事ですが、
・自分の性格的に使いすぎないか
・家計簿や明細を追いかけやすいか
という“続けられるかどうか”の方が、長い目で見れば効いてきます。

この記事を読んでみて、「自分はこのパターンが合いそうだな」と思う支払い方法がなんとなく見えてきたら、以下から気になるものを確認してみてください。

・Amazon Mastercardの詳細ページ
・ギフト券チャージ画面
・支払い方法の設定ページ

を実際に開いてみてください。

“とりあえずその場のノリでクレカ決済”から、“自分に合った支払い設計でAmazonを使いこなす”へ、一歩アップデートしていきましょう。