Kindle UnlimitedとAudible選ぶならどっち？

「Kindle UnlimitedとAudible、どっちかだけ選ぶなら…？」

Amazonの本系サブスクはこの2つが代表ですが、「両方いきなり契約するのはちょっと…」という人も多いと思います。

この記事では、読書量や生活スタイル別に「どっちがハマりやすいか」を整理していきます。

まずはざっくり比較：Kindle Unlimited vs Audible

サービスの方向性の違い

ざっくり言うと、2つのサービスは方向性がまったく違います。

Kindle Unlimited
・電子書籍の読み放題サービス
・自分の目で“読む”スタイル
・ビジネス書、小説、マンガ、雑誌など和書12万冊以上＋洋書120万冊以上が対象

Audible（オーディブル）
・本やポッドキャストを“聴く”オーディオブックサービス
・耳で“聴く読書”スタイル
・日本向けプレミアムプランでは、12万冊以上のオーディオブックが聴き放題対象（全世界では数十万タイトル規模）

どちらも「月額固定＋対象作品が実質読み放題（聴き放題）」という意味では似ていますが、

・目を使うか耳を使うか
・読める（聴ける）ジャンルの偏り
が大きく違います。

料金とざっくりスペック

2025年時点の日本向け料金はこんなイメージです。

Kindle Unlimited
・月額：980円（税込）
・対象：和書12万冊以上＋洋書120万冊以上
・同時利用：20冊までライブラリに追加可（21冊目で入れ替え必要）
・無料体験：通常30日間。タイミングによって2〜3か月割引キャンペーンあり

Audible（プレミアムプラン）
・月額：1,500円（税込）
・対象：日本語作品12万冊以上が聴き放題対象、Audibleオリジナルやポッドキャストも多数
・スタンダードプラン（月880円：毎月1冊選べる）も2025年に新設
・無料体験：通常30日（プライムデー前後などで「3か月99円」などのキャンペーンが出ることも）

ざっくりいうと、
・安くたくさん“読む”ならKindle Unlimited
・耳の時間をフル活用して“聴く”ならAudible
という棲み分けです。

どんな人に向いている？ざっくり「タイプ診断」

Kindle Unlimitedがハマりやすい人

口コミやレビューを整理すると、Kindle Unlimitedが刺さりやすいのはこんな人です。

・通勤やカフェで、スマホ・タブレットで文章を読むのが苦じゃない
・紙の本を買うと「積ん読」になりがち。まずは“試し読み”感覚でざっと読みたい
・ビジネス書／自己啓発／投資本／雑誌／趣味本など、実用系を横断的に読みたい
・マンガやラノベ、小説もそこそこ読みたい
・家に本を増やしたくない（収納スペース的な理由）

月額980円なので、
・新書1〜2冊分の価格で、かなり幅広く「読む」環境が整うイメージです。

Kindle Unlimitedについてはこちらで詳しく解説しています

Audibleがハマりやすい人

Audibleの口コミで「人生変わった」とまで書いている人の特徴はこんな感じです。

・通勤時間が長い（片道30分〜1時間以上）
・家事（洗い物・掃除・洗濯）、ウォーキング、ジムなど“耳だけ空いている時間”が多い
・仕事や育児で「本を開く時間」がとりづらい
・プロの声優・俳優による朗読に惹かれる
・ラジオやポッドキャストを聴くのが好き

耳さえ空いていれば、
・目も手も別の作業に使える
ので、「物理的に読書タイムが取りづらい人」ほどAudibleが刺さりやすいです。

Audibleについてはこちらで詳しく解説しています

月何冊読める（聴ける）なら元が取れる？

Kindle Unlimitedの「元が取れるライン」

Kindle Unlimitedは、

・月額980円
・新書やビジネス書は1冊1,000〜1,500円くらい

と考えると、ほとんどのレビューや比較記事で、
「月2〜3冊読めば余裕で元が取れる」とされています。

読書ペース別のざっくり目安

・1日20〜30分読む → 月2〜3冊くらい
・1日1時間読む → 月4〜8冊くらい
・本が趣味で毎日1〜2時間読む → 月10〜20冊も十分射程圏内

マンガや雑誌も混ぜると、「冊数」ベースではさらに増えやすいです。

Audibleの「元が取れるライン」

Audibleプレミアムプランは、

・月額1,500円（税込）
・オーディオブック1冊を単品で買うと2,000〜3,000円になることも多い

ことを考えると、

・月1冊でギリギリ元が取れる
・月2冊以上聴けると「かなりお得感がある」

というのが現実ラインです。

聴くペース別の目安（1.5〜2倍速利用を想定）

・1日30分“ながら聴き” → 月2〜3冊
・1日1時間“ながら聴き” → 月4〜6冊
・1日2時間以上ヘビーユース → 月8〜15冊も十分狙える

特にビジネス書は、倍速再生＋要点把握で回す人が多く、「紙だと月2冊だったのが、Audibleで月5〜10冊に増えた」という口コミもよく見かけます。

コンテンツの違い：何を読みたい／聴きたいかで決める

Kindle Unlimitedで強いジャンル

Kindle Unlimitedが強いのは、

・ビジネス書・実用書（仕事術・お金・健康・投資など）
・趣味系（料理・キャンプ・写真・DIYなど）
・雑誌・ムック（週刊誌・ファッション誌・専門誌など）
・マンガ（全巻ではなく“1〜数巻まで読み放題”タイプも多い）

とくに「ビジネス書を横断的に読み比べたい」「雑誌のバックナンバーを流し読みしたい」という人にはかなり刺さります。

最新の超話題作は対象外のことも多いですが、
中堅以上の人気タイトルはわりと入れ替わりながら含まれているので、「古くなりにくいテーマ」（仕事術・自己啓発・お金・健康など）をまとめて読むのに向いています。

Audibleで強いジャンル

Audibleは、

・ビジネス書・自己啓発
・小説（特に読み応えのある長編）
・教養書・ノンフィクション
・Audibleオリジナルのドラマ・ポッドキャスト

あたりが特に強めです。

また、

・人気声優が読んでいるライトノベル
・有名俳優が朗読する文学作品
・ドラマ仕立てのオーディオコンテンツ

といった「耳で聴くからこその価値」がある作品も多いので、単に“活字の代替”ではなく“音声コンテンツとして楽しむ”という方向性になります。

雑誌・マンガはAudibleの守備範囲ではないので、
・「漫画や雑誌も読みたい」 → Kindle Unlimited寄り
・「活字＋音声ドラマ系を楽しみたい」 → Audible寄り
というイメージです。

ライフスタイル別：結局どっちがおすすめ？

パターン①：通勤＋家事の“ながら時間”が長い人 → Audible優先

・毎日電車や車で片道30分〜1時間移動する
・洗い物・洗濯・掃除などの家事時間がそれなりにある
・ウォーキングやランニングの時間にイヤホンをつけることが多い

このタイプは、**Audibleを優先した方が“使い倒しやすい”**です。

理由
・「スマホで活字を読む時間」が増えなくても、「耳が空いている時間」はかなり長い
・紙やKindleで本を読むのが苦手でも、「音声コンテンツ」はスッと入ってくる人が多い
・1日30分〜1時間の“ながら聴き”ができれば、月2〜4冊はわりと簡単に消化できる

Audibleで「耳の読書習慣」を先に作り、
・どうしても紙や画面でじっくり読みたいものだけ、別途購入する
という方向性でも、アウトプット量はかなり増えます。

パターン②：通勤短め＆家でも机で落ち着いて読める → Kindle Unlimited優先

・リモートワーク中心、もしくは通勤時間が短い
・家ではデスクやソファでスマホ・タブレットを開く時間が多い
・“ながら聴き”より、“画面をじっくり見ていたい”タイプ

このタイプは、Kindle Unlimited優先がおすすめです。

理由
・「目と手を読書に使える時間」がそれなりにある
・月2〜3冊の読書なら、通勤＋寝る前＋週末だけで十分狙える
・雑誌・マンガ・実用書を幅広く読むことで、元を取りやすい

Audibleは、耳の時間をうまく使えないと「なんとなく聴きっぱなしで、あまり頭に残らない」問題が出やすいので、まずはUnlimitedで“読む習慣”を整える方が合うケースが多いです。

パターン③：本をほとんど読んでこなかったが、これから増やしたい → どちらか1つ＋無料体験で決める

・これまでほとんど読書習慣がなかった
・でも、仕事や転職、自己投資のために本を増やしたい
・自分が「読む派」なのか「聴く派」なのか分からない

この場合は、

1. まずどちらか片方（気になる方）を30日無料体験
2. 1か月のあいだに
   　→ 何冊読めた／聴けたか
   　→ どの時間帯なら続けやすかったか
   　をチェック
3. 「なんか合わないな」と感じたら解約し、もう片方を試す

という“お試し2段構え”がおすすめです。

サブスクは「合うかどうか」がすべてなので、数字上の損得より、自分の生活リズムにハマるかどうかを見て決めるのがいちばん失敗しません。

両方使うのはアリ？組み合わせパターン

月額を考えると、

・Kindle Unlimited：980円
・Audibleプレミアム：1,500円

両方入ると、合計2,480円／月。人によっては「本に月3,000円近くはちょっと…」と感じると思います。

ただ、読書量や状況によっては「両方使う」パターンもアリです。

両方使うとおいしいケース

・仕事柄インプットが多く、「本に月5,000〜1万円使ってもいい」と思っている
・Kindle Unlimitedで“読む”、Audibleで“聴く”を完全に分業している
・通勤はAudible、カフェや寝る前はKindle Unlimited、のように使い分ける

このレベルになると、

・紙や単品電子書籍で1冊ずつ買うより、トータルはむしろ安くつく
・インプット量も桁違いに増える

ので、両方サブスクにしてしまうのも十分アリです。

「まずはどっちか1つ」のおすすめ順

・耳の時間が多い → Audible → 余裕があればKindle Unlimited追加
・読む時間が多い → Kindle Unlimited → 物足りなければAudible追加

という順番で考えておくと、迷いづらいと思います。

まとめ：あなたの“空いているのは目か耳か”で選ぶ。まずはAmazonリンクから公式ページを確認

最後に、要点をまとめます。

・Kindle Unlimited
　→ 月額980円で和書12万冊以上・洋書120万冊以上が読み放題
　→ 同時利用は20冊まで（入れ替え自由）
　→ ビジネス書・実用書・雑誌・マンガを“読む”のがメイン

・Audible
　→ 月額1,500円（プレミアムプラン）で日本語オーディオブック12万冊以上が聴き放題
　→ 耳で“ながら読書”できるのが最大の強み
　→ プロの声優・俳優による朗読やオリジナルコンテンツも豊富

・「Kindle Unlimited 月 何冊？」
　→ 月2〜3冊読めれば元は取りやすい
・「Audible 月 何冊？」
　→ 月1冊でほぼ元が取れ、2冊以上聴ければかなりお得

選ぶときのいちばんシンプルな基準は、「いまの生活で空いているのは、目か耳か」です。

・通勤・家事・運動など、耳だけ空いている時間が多い → Audible
・机やソファで、画面を見ながら落ち着いて読める時間が多い → Kindle Unlimited

この記事を読んで、「自分はこっちの方がハマりそうだな…」というイメージが少しでも湧いたら、

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・自分が「読む派」か「聴く派」か
・月に何冊くらいなら無理なく消化できそうか

がかなりクリアになります。

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